アメリカ留学希望者必見、現地のリアルな現状とは
カナダ・トロント出身のTikToker「olisunvia」が投稿した動画が、海外で話題になっています。タイトルは「i applied during the worst cycle… anyways death to america’s higher education system(最悪の時期に出願した…それはそうと、アメリカ高等教育はもう終わってる)」。アメリカのPhDやロースクールに合格したにもかかわらず、彼女が最終的に進学を断念するに至った理由が、リアルで切実なトーンで語られています。これからアメリカ留学を目指す人、特に国際情勢や教育制度に関心のある人には必見の内容です。
TikToker「olisunvia」とは?
「olisunvia」は、カナダ生まれ育ちの東アジア系女性TikTokerで、現在は主に社会問題や教育、移民に関するテーマを取り上げたコンテンツを発信しています。明快な語り口と鋭い視点で、多くの若者から支持を集めています。
動画の内容まとめ
アメリカの一流大学に複数合格
彼女はアメリカのPhDやロースクールに複数合格しており、どの学校もアイビーリーグや名門校ばかり。経済的にも安定しており、しかもカナダ国籍。反移民のターゲットにはなりにくい立場にあり、順風満帆に見えた。
現地学生の「強制送還」ニュースに衝撃
ところが、アメリカでの留学生に対する強制送還や拘束のニュースを目にし、不安が募る。実際にコロンビア大学、アラバマ大学、ミネソタ大学の学生が拘束されたとのこと。
資金援助の不透明さ
大学側への訪問で国際学生への支援について質問しても「わからない」と曖昧な返答。教授が嫌がらせを受けるなど、治安や自由な学問環境への懸念も。
最後の希望すら崩れる
「最悪の場合でもカナダに帰ればいい」と思っていたが、実際にカナダ人ですら国境で拘束されていると知り、最終的に進学を断念。
諦めと皮肉で締めくくられる結末
「ありがとうトランプ政権、教育を50倍も手の届かないものにしてくれて」と皮肉を込めて締めくくり、カナダでの生活に戻る決意を語る。
筆者の感想・考察
この動画は、アメリカの高等教育の問題点や、国際学生が直面するリスクを非常に生々しく伝えています。合格したのに進学できない、という現実は、個人の問題ではなく制度そのものの不備を象徴しています。とくに、教育と政治、移民政策の関係性は無視できず、アメリカに夢を抱く若者にとって大きな警鐘となるでしょう。日本からの留学も他人事ではなく、こうした現地の声を知ることが重要です。
完全翻訳
私はカナダ市民で、ずっとトロントに住んでいます。アメリカのいくつかのPhDやロースクールに合格しました。
数年間、他の国で暮らして勉強できるのが楽しみでした。
私はカナダ生まれで育ちもカナダ。東アジア系なので、反移民感情のターゲットにはなりにくい。経済的にも安定しているし、合格した学校はアイビーリーグか、それに匹敵する名門校ばかり。
だから、アメリカ政府に何かされることなんてないと思っていました。
でも現実は違いました。
「コロンビア大学の学生、国外退去の危機」
「タフツ大学の学生、拘束(というかほぼ拉致)」
「アラバマ大学とミネソタ大学の学生も拘束」
……もう汗が止まりません。アメリカが安全とはとても思えなくなりました。
いくつかの大学を訪問し、特に国際学生の資金援助について質問しました。でも返ってきた答えは、「わかりません」。
話した教授の中には、何度もネットで個人情報を晒された人もいました。
ある教授は、アイビーリーグの大学を辞めて、トロント大学に移ったそうです。理由は「今の状況」によるとのこと。
その時点で、私に残された唯一の希望は「カナダ国籍」。
最悪でも、国境を越えればすぐ家に帰れると。
……と思ったら、カナダ人も国境で拘束されているとのこと。
トランプとその仲間たち、本当にありがとう。
おかげで、教育がもともとの50倍は手の届かないものになったよ。
……まあ、カナダでそれなりにやっていくしかないか。
あと5年、トロントで暮らすことにするよ。
レッツゴー。
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