分断はビジネスモデル──メディア支配と政治の本質に迫る海外TikTokerの鋭い指摘

@alimcforever

Division is the business model. You think you’re fighting the right or the left… But you’re both sitting at tables built by the same families. Murdoch controls the right. Sulzberger controls the left. Redstone sells rebellion to your kids. It’s not left vs right. It’s top vs bottom. #rightvsleft #mediaownership #media #mediamonopoly #mediadynasty #noamchomsky #murdochfamily #foxnews #cnn #newscorporation #divideandconquer #noidentitypolitics

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導入文

現代の政治やメディア報道に対して「なぜか違和感がある」と感じている方へ。今回紹介するのは、海外TikToker「alimcforever」が投稿した動画です。一見過激に思えるその主張は、現代社会の構造を痛烈に批判し、本質を突いています。政治の対立やメディアの多様性が、実は巧妙に設計された「幻想」だとしたら? あなたの情報の受け取り方が根本から揺さぶられる内容です。

アップローダー紹介

alimcforeverは、社会や政治、メディアの裏側に切り込むコンテンツを発信しているTikTokクリエイター。痛快な語り口と洞察力に富んだ視点で若年層を中心に支持を集めています。

メディア支配と分断の構図:動画内容まとめ

左も右も「同じ鳥の翼」

動画の冒頭で強調されるのは、「左翼も右翼も、結局は同じ支配構造の中にある」という視点。私たちは「勝つため」に戦っているのではなく、「どちらかの側に付くように仕向けられている」のです。

メディアはたった5つの家族が所有

アメリカやイギリスの主流メディアは、実はわずか数家族によって所有・支配されています。たとえば、保守を象徴するFox Newsも、リベラル寄りのNBCも、最終的には同じ富裕層に仕える存在なのです。

分断は「設計されたもの」

報道機関は視聴者の性格や嗜好に合わせてバブルを作り、その中で「反対意見」への怒りや恐怖を育てます。これにより、社会は分断され、権力者への注目は逸らされるのです。

怒りの矛先は「無害」なものへ誘導される

本来向けるべき富裕層や巨大企業への怒りは、セレブやインフルエンサーのゴシップにすり替えられます。こうして階級意識は薄れ、「クラス対立」は「文化戦争」へと形を変えるのです。

真の敵は「上」だった

左か右かではなく、「上」と「下」の対立が真の構図だと動画は語ります。労働者や庶民が互いに分断されることで、超富裕層は力を増していくのです。

筆者の感想・考察

この動画を見て最も印象的だったのは、「怒りの矛先のすり替え」という点です。SNSやテレビで流れてくる情報に私たちは簡単に影響されがちですが、その背景には意図的な情報操作が潜んでいる可能性があります。左右の思想に囚われず、まずは自分の生活に直接関わる問題、そしてその背後にいる支配構造を意識することが、今後ますます重要になってくると感じました。

完全翻訳

政治は民主主義じゃない。演出されたショーだ。選択の幻想だ。

左翼も右翼も、同じ鳥の翼。勝つための戦いじゃない。側を選ばせるためのもの。

隣人と怒鳴り合い、私たちが力を集中させている間、あなたは気をそらされている。

欧米の主流メディアは、たった5つの家族によって所有されている。

彼らは物語の全ての側面をカバーするように設計している。自分をリベラルだと名乗ることは、サルツバーガー家の物語に乗っているというだけ。

マードック家やハーツ家、レッドストーン家の支配から逃れたわけじゃない。

毒を選ぶようなものだ。メディアの分断は計画されたもの。

Fox News対NBC、Telegraph対Guardian。最初に視聴者の性格に合わせて取り込まれる。

その後、泡の中に閉じ込められる。けれど、彼ら全員が同じ億万長者階級に報告している。

ラッパーが違っても、毒は同じ。カルチャーウォー。アイデンティティ・ポリティクス。左対右。

共和党対民主党。どちらの側も資本のために働いている。本当の構図は左対右ではなく、上対下だ。

イギリスでは、3社がメディアの90%を支配している。News UK、Daily Mail Group、Reach。

このインフォグラフィックは、アメリカのメディア統合を示している。

選択の幻想は、異なるチャンネルがすべて同じ人物に所有されていることで明白になる。

Comcast、Time Warner、Disney、News Corp、Warner Brothers、Discovery。

それらは全て、ルパート・マードックのようなメディア王たちが所有している。

彼らは政治の両側に巨額の資金提供を行っている。

編集内容や構図への影響力は、ただ世論に影響するだけでなく、私たちの現実そのものを作り出している。

メディア所有と政治資金の結びつきが、極めて深刻な状況を生んでいる。

公の議論は完全に管理されている。彼らは、あなたがどちらの側かなんて気にしていない。

メディアは平和や理解を望んでいない。彼らが欲しいのは「エンゲージメント」だ。

トランプの騒動はクリック数になる。分極化すればするほど、メディアに依存するようになる。

そして、本当に重要な問題から目を逸らし、この腐敗した政府を倒すこともできなくなる。

右翼は移民を恐れるように仕向けられ、左翼は人種差別主義者を恐れるように仕向けられる。

2つのエコーチェンバーに、共有される現実はない。

あなたは自分の「部族」の勝利に感情的に投資するようになっている。

Fox Newsを見る人は「福祉に頼る人々」を嫌うように。

NBCを見る人は「田舎者」を嫌うように。

Daily Mailを読めば若者の犯罪を恐れ、Guardianを読めばBrexit派を恐れるようになる。

あなたの怒りが彼らの収益になる。

本、ポッドキャスト、ニュースレター、イベント…すべてがあなたのバブルの中で完結する。

あなたは、エコーチェンバーに金を払っているのだ。

どちらが勝っても変わらないのは、戦争資金、企業減税、公的サービスの民営化。

民主党でも共和党でも、労働党でも保守党でも、背後の資金源は同じ。

目的も同じ。労働者を分断し、貧困層を分断し、都市と田舎、異性愛者とクィア、黒人と白人を分断する。

その間に超富裕層は、すべてを買い漁っていく。

あなたは無力で、希望もなく、戦いに疲れ、周りの人々にイライラし、彼らが馬鹿に見えるようになる。

本来、富裕層に向かうべき怒りは、セレブ文化に吸収されていく。

階級闘争は、文化戦争にすり替えられる。

家主に反対する代わりに、左派はジョー・ローガンのポッドキャストを叩くようになる。

労働組合や協同組合を作る代わりに、ミームで億万長者を揶揄して終わる。

ジェフ・ベゾス、ブラックロック、ロンドン金融街、ウォール街、製薬会社、武器産業…

本来怒りを向けるべき対象の代わりに、カーダシアンのケンカ、イーロン・マスクのスキャンダル、テイラー・スウィフトのフライト数が話題になる。

インフルエンサーの報酬ばかりが問題にされる。

セレブのゴシップは「安全」だ。階級意識は「危険」なのだ。

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