選挙ウォッチャーとして知られるちだい氏が、2025年4月6日に投開票が予定されている岸和田市長選について、注目すべき「選挙ポスター」の批評を行いました。今回立候補している4人の候補者の中で、特に話題となっているのが長野公平氏、佐野氏、花野氏のポスター戦略。
この記事では、ちだい氏による鋭い視点とともに、色彩やデザインが与える印象、そして選挙戦略としての成功・失敗をまとめます。
「ポスターを見る限り、佐野氏は悪くない」
ちだい氏はまず、佐野氏の選挙ポスターについて次のようにコメント。
「地味だなんて声もあるけど、ポスターを見る限り悪くない。全然票が取れないようには見えない。そこそこの勝負になるんじゃないかな。」
佐野氏のポスターは青系の寒色系カラーでまとめられており、全体的に誠実さや清潔感を印象づけるものとなっているようです。年齢も若く(40代)、見た目にも清潔感があり、「選挙戦略としてうまくまとめてきている」と評価しています。
「永野氏のオレンジは致命的」──色彩センスへの厳しい指摘
一方で長野公平氏のポスターには、ちだい氏から厳しい評価が。
「オレンジはない。不祥事の印象を払拭したいなら、寒色系の方がいいに決まってる。オレンジはポップすぎて、選挙における信頼感には繋がらない。」
彼はさらに、オレンジ色がもたらす「温かさ」や「軽さ」が、今回の市長選というシリアスな文脈においては逆効果であると分析。過去に不祥事があった候補者なら、「安心感」や「再起」のイメージを打ち出すべきで、冷静さや信頼感を演出できるブルー系の方が適しているという指摘です。
「ポスターの貼り方がマイナス印象」──花野氏のデザイン手法とは
花野氏についても言及があり、特徴的な“ふんわりポスター”への違和感が語られました。
「立体感を出すために、上下だけを貼って横をあえて張らない。そのせいで、しっかり貼れていないように見えてしまう。これはマイナス。」
注目を集めるための工夫とはいえ、多くの有権者には「失敗している」「だらしない」といった印象を与えかねないと警鐘を鳴らします。「見た瞬間に“直したくなる”ポスターは、選挙では逆効果」とのこと。
トランプ帽子と「イメージ戦略の誤解」
さらに話題は、立花孝志の帽子にまで及びました。
「あれは“ジャパニーズトランプ”を狙ってる。でも完全に逆効果。ダサすぎる。」
強さや派手さを演出しようとした結果、かえって浮いてしまっていると批判。
「トランプ風を狙っているように見えるけど、日本の地方選挙ではその戦略は通用しない」とばっさり切り捨てます。
「イメージカラーの段階で失敗している」
総じて、ちだい氏の見立てでは、佐野氏のポスター戦略は堅実かつ効果的であり、現時点では「無難に、卒なく戦っている」との評価。
一方で、長野氏と立花孝志は色彩やビジュアル面での戦略ミスにより、「損をしている」可能性が高いと分析されました。
まとめ:ポスターは“色”で勝敗が分かれる?
今回のちだい氏の批評から浮かび上がるのは、ポスターの色や貼り方一つで、有権者の印象が大きく変わるという事実。デザインや配色は、ただの装飾ではなく、有権者の無意識に働きかける強力なツールなのです。
果たして、ポスターの印象は選挙結果にどう影響するのか?
岸和田市長選の行方に注目が集まります。
岸和田市長選は4月6日に投開票されます。
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