2025年4月6日に行われる大阪府岸和田市の市長選挙を前に、作家・論客として知られる菅野完氏が、現職候補の永野公平氏に対して強い批判を展開しています。
今回の争点の一つとなっているのが、永野氏が支払ったとされる「500万円の和解金」。これについて、永野氏は「1回の裁判につき弁護士費用が400万円以上かかる」と説明しました。しかし、これに対して菅野氏は「そんな弁護士おらん。嘘つくな」と真っ向から否定。
「普通の社会人なら顔見たらアウトやとわかる」「一回の出廷で400万も取る弁護士なんか存在しない」と一刀両断。さらに、「そんなに高額なら紹介対象になるレベル」と、専門家の見解を紹介しながら疑問を呈しています。
維新批判と投票行動分析も
批判は永野氏個人にとどまらず、彼を支援する日本維新の会や立花孝志氏との関係性にも及びます。
また、菅野氏は「有権者の半分は知性の正規分布の左側にいる」として、選挙において理屈や政策だけでなく、見た目や空気感が結果を左右する現実も語ります。選挙の裏にある“空気”や“演出”の問題にまで踏み込み、表層的な議論にとどまらないのが今回の発信の特徴です。
「佐野に投票せよ」「電話しまくれ」
動画の中で菅野氏は、永野氏ではなく、元自民党の佐野氏に投票すべきだと何度も強調。「投票権がなくても構わない。佐野に投票しろと電話しまくれ」と呼びかけました。
「ネットでは永野のネガキャン、電話では佐野の支持要請」と使い分けを指示する場面もあり、SNS世代ならではの選挙戦略が見て取れます。
選挙は“押し活”でいいのか?
永野氏支持層の中には、いわゆる「推し活」的な盛り上がりを見せる動きも見られますが、これについても菅野氏は「候補者の顔と名前が入ったグッズは公選法違反や。気づかへんのは社会人スキルが低い」とバッサリ。
終わりに
菅野完氏の発言は、過激ながらも一貫して「市民がまともな判断をできる環境が必要だ」というメッセージに貫かれています。
岸和田市長選は、単なるローカル選挙ではなく、日本の選挙文化のあり方や、有権者の判断力が問われる重要な一戦になりそうです。
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